ご挨拶

関東支部長・大会実行委員長

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 平成28年度の日本理科教育学会関東支部大会は,12月10日(土)に埼玉大学で開催いたします。埼玉大学では,CST(コア・サイエンス・ティーチャー)事業を平成24年度より埼玉県教育委員会,さいたま市教育委員会と共同で起ち上げ,地域の理科教育を牽引する中核的理科教員の養成と活用に取り組んでいます。平成27年度全国学力学習状況調査における理科の結果は,地域の理科教育に依然多くの課題があることを示唆しており,地域の理科教育の改善充実は今後も重要な研究課題です。そこで,今大会のテーマを「地域の理科教育の発展に向けて」とさせていただきました。学会員,理科を教える教員,理科教員を目指す大学生,その他理科教育の発展に関わる多くの方にご参加いただき,研究交流や情報交換の場として大いに活用していただきますようお願いいたします。
 なお、実行委員会企画として,小中学校教員を対象としたワークショップを開催いたします。児童生徒が,理科がより分かる,好きになる,役立り大切だと思う,関連する職業に就きたいと思うようになる理科を目指して,教材や指導法,科学コミュニケーション活動を実演しながら体験的に学んでいただけるワークショップを目標にしています。埼玉大学と日本サイエンスコミュニケーション協会との共催により,参加費無料で,一般の教員の皆様に数多くご参加いただいたいと考えております。学会員からも周知いただければ幸いです。出展も歓迎します。
 以上,どうぞよろしくお願いいたします。(小倉康・埼玉大学)

大会を終えて
 12月10日は、平成28年度関東支部大会(埼玉大学)にご参加いただき、誠にありがとうございました。
 お陰様で、参加者数は約270名、実行委員と学生スタッフを加えると300名を超え、盛会となりました。
 各会場で充実した研究交流がなされたのであれば大変嬉しく思います。
 学校や地域の理科教育を良くしたいという熱い思いをもつ皆様の大切なイベントを開催させていただき、責任の重さの見返りに達成後の喜びも大きいと実感しております。ただし、準備段階で大事な作業が抜けていたり、お知らせが届いていなかったりなど、多々至らぬ点があり、ご心配や不都合をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
 この場を借りて、本会の開催にご支援を賜りました一般社団法人日本理科教育学会事務局および同関東支部評議員・役員の皆様、共催の一般社団法人日本サイエンスコミュニケーション協会、国立大学法人埼玉大学、ご後援いただいた埼玉県教育委員会、さいたま市教育委員会、ご協力いただいた公益財団法人日本発明振興協会の関係者の皆様、ワークショップと企業展示にご出展いただいた皆様方に、厚く御礼申し上げます。
 また、寒さを我慢しながら車や人を誘導するなど、会の運営を支えてくれた埼玉大学の学生スタッフ諸君の健闘を称えたいと思います。そして、事務局の運営やワークショップの実施を強力にサポートしていただいた実行委員の皆様、特に今年度大学で長期研修中の2名の中学校教員には綿密なプランを作成し着実に実施するなど、大変尽力していただいたことを付記いたします。
 なお、本大会で一般の小中学校教員を対象としたワークショップを企画しましたが、ご参加いただいた方でアンケートを出し忘れた方がいらっしゃれば画像でお送りいただければ幸いです。
 その他、ご意見ご感想お気づきの点などありましたら、実行委員会までお知らせください。
 では、来年度の関東支部大会は千葉大学で開催されます。
 末筆ながら、皆様の今後のますますのご健勝とご発展を祈念いたします。

 平成28年12月12日 小倉 康